NEWS

新エネルギー「水素」の可能性を次世代自動車で学ぶ

2024.12.02 学校生活

11月27日(水)に、「ホンダテクニカルカレッジ関西」の講師をお招きし、
新エネルギーとして注目されている“水素”の可能性について特別授業を行いました。

このような探究に関わる授業は、自分の進路や興味関心の幅を広げることを目的として実施しています。

今回は、理系クラスの2年13組と、文理を問わない1〜2年生の希望者を募った回の2回に分けて授業を開き、
講師である住吉学さん、伊東清宇さんのそれぞれに授業を行っていただきました。

授業では、水素が秘めている可能性と「FCV(燃料電池自動車)」の仕組み(*)を理解した上で、
本物と同じ仕組みの実験キットを使い、実際に小さな車を動かしていきました。
*燃料電池内で水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーで、モーターを回して走る

電気を貯めて車を動かした時には、「お〜」とグループごとに歓声が。
中には、発生した電気が少なくすぐに止まってしまったグループもありましたが、講師の方々から
「実験は失敗してこそ。成功し続けていたら新しいものは生まれない。実験してみないと分からない」と学びを得ていました。


●参加した生徒の感想

・今日の講義で水素自動車について学ぶきっかけになった。実験もとても面白かった。自分が自動車を買うときには、環境に良い自動車を選びたいと思う。

・環境問題が深刻になっていく中、電気自動車やハイブリッド車のことはだいたいわかっていましたが、水素で動く自動車の仕組みについては初めて知ることができました。水素が70パーセントを占めているので、もっと活用していけばいいとこの授業を聞いて思いました。

・身近なもので、しかも簡単にエネルギーを生み出せる水素はエネルギー問題が大きな問題となっている地球にとって、将来性を感じた。

・水素が作り出す未来の持続可能な社会がどのようなものか知ることができ、自分の夢や目標についても考える機会になりました。


今回は、新エネルギーである水素がテーマでしたが、
ここから派生して自動車産業、環境問題、さらなるエネルギーの研究など、新たな関心が生まれるかもしれません。

講師の住吉さんは「なんで?どうして?という疑問が探究心を芽生えさせる」とおっしゃていました。
生徒の皆さんは、日頃から疑問を持ち続けることで、自身の興味の幅を広げていってください。

東福岡高校では、今後も進路やキャリア・探究に関わる授業を企画していきます。