11月5日(火)に、“ガンプラ”をはじめとするプラモデルでお馴染みの「株式会社BANDAI SPIRITS」の方々によるSDGsを学ぶための特別授業を実施しました。
この授業は、「EXPO 2025 大阪・関西万博」のパビリオン出展企業が、万博で展示・実装する技術等の紹介や、企業のSDGs達成に向けた取り組みを紹介することを通じて、
子どもたちにSDGsについて学んでもらうことを目的とする出前授業の一環として実現したものです。
授業の前半では、企業がSDGs達成に向けて取り組む理由を中心にお話しいただくことで、
「個人が持続可能な世界の実現に向けて活動をしていくことはもちろん大切だが、個人の集まりである企業がSDGs達成に向けて取り組むことは大きな影響力を持つ。
そして、個人と企業が繋がることでより大きな取り組みとなっていく。それが企業の存在価値である。」ということを学びました。
その個人と企業が一体となる取り組みの一つが、「ガンプラリサイクルプロジェクト」です。
これは、ガンプラを作る際に出るランナー(枠)を回収し、粉砕や溶融、固形化を経て、また次のプラモデルを成形していくもの。
この工程を経て誕生したガンプラは「エコプラ」と呼ばれ、新たなユーザーの手へ渡っていきます。
授業の後半では、この「エコプラ」を実際に組み立てるワークショップを行いました。
初めてガンプラを手にする生徒もおり、それぞれ集中して組み立てていました。
生徒同士教え合う場面、プラモデルのプロフェッショナルである森安さん、脇田さん、高尾さんと一緒に作る生徒、幼少期を思い出して一人黙々と作る先生…。
初めてプラモデルに触れた生徒は「楽しい!家で他のガンプラも作りたい」と笑顔で感想を述べており、ものづくりの楽しさも実感できたようです。
組み立て終わった後に出たランナー(枠)は色ごとに分別し、また次のエコプラを作る資源となっていきます。
お話しいただいた松橋さんの「誰か一人の行動が、また誰か一人の行動を生む」というメッセージがとても印象的で、
生徒たちは自分たちが出した廃棄になるかもしれないもの(ここではランナー)が生まれ変わり、また新たな人たちに渡っていく“循環型社会”の取り組みを
身をもって体験できたのではないでしょうか。
最後には全員で記念撮影を行いました。
株式会社BANDAI SPIRITSの皆様、貴重なお話と体験をありがとうございました。
(前方左から、高尾さん、塙さん、森安さん、松橋さん、脇田さん)