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2011年07月25日

「運」をつかむ
 昨年の春のことですが、その日はいつもの正門とは違い、南門で朝の交通・挨拶指導をしていました。ちょうど登校してくる生徒の列が途切れた頃、ひとりの生徒が地面に手を伸ばしているのが見えました。距離がありましたので何をしているのかは分かりません。落としたものを拾っているのだろうと思っていましたが、その生徒が門を入っていく時に手に握っているものがあります。よく見ると、菓子袋などのゴミです。「おはようございます」と言って通り過ぎた生徒の背中に「それ、先ほど拾ったもの?」と声をかけました。
生徒はある部の1年生で、先輩から、落ちているゴミを見つけたら拾うようにと教えられ、それを実践しているとの言葉。教師の存在に気づいたからではないごく自然なその行為に、少々の驚きと敬意を覚えました。
 そして先日、同部の別の生徒が同様の行為をしている光景を目にする機会があり、ずっと継続されていることを改めて知りました。顧問教員に尋ねますと「ゴミを拾うのではなく運を拾っているのだ、と指導しています」とのことでした。
 運を頼っていては人生は開けませんが、時には運も必要かもしれません。『禍福門(かふくもん)なし、唯人之(ただひとこれ)を招(まね)く』、この生徒諸君に「幸運」が舞い降りますように。   (M)
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